2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団のラフマニノフ『徹夜祷』。ジョゼフ・フォート指揮。私個人としてこの曲をかなり好きな割には、意外にもこのブログでは『徹夜祷』をそこまで取り上げていなかった。Apple Music Classical の検索では、2023年のリリース…
個人的な話を少々。少し前に色々な(とりわけ精神的な)事情によってこれまで聴いてきたポップス曲がほとんど聴けなくなった。その頃、たまたま手を伸ばした合唱音楽に心を動かされて、それから合唱アルバムの鑑賞記録としてこのブログを書くようになった。…
木・日で定期更新中のブログ。8/28のニューリリースとか先週のリリースとか色々と聴いたものを書いた。ニューリリースのプレイリストとかを聴いて時間を溶かしがち。 今回のハイライトは米津玄師。最高のアルバムをありがとう米津玄師という気持ち。次点でリ…
カナダの合唱団エローラ・シンガーズの2024年リリースの新作。マーク・ヴオリネン指揮。調べてもアルバムに関する情報がほとんど発見できなかったので、コンセプトなどはよく分からないのだが、とりあえずエセンヴァルズをお目当てに聴いてみた。 In Paradis…
ルネサンス・ポリフォニーを聴くことが日常的になってきて、様々な合唱団・アンサンブルの演奏を聴くようになった。それぞれに魅力があって好きな演奏も増えてきたが、最初に聴いたスティレ・アンティコには定期的に戻ってきたくなる。今回の一枚はビクトリ…
ケネス・コリンズ指揮、アメリカ海軍合唱隊によるアルバム「Safe Harbor」。紹介文を読む限りではつながり、癒され、そして鼓舞するための20〜21世紀の合唱作品を中心に集めた一枚らしい(バードのポリフォニーやトラディショナルなどそれ以前の作品もいくつ…
備忘録のようにまとめている定期ブログ。今日までに米津アルバムの感想を… と思っていたが残念ながら間に合わず。楽しみは先に取っておくのも悪くないというしみったれた言い訳を書いて、とりあえず今朝までの分を放流。Aqua Timezの新曲が結構良かった。 新…
最近聴いた音楽の備忘録ブログ。先週は好きなミュージシャンのニューリリースが多かった。米津玄師のアルバムの感想がどんどん後回しになっていく… 尚、今回分のハイライトは浦上想起&離婚伝説。 新作(2024/8) 浦上想起「夢の港の夢」 優河「泡になっても…
ハンス・プリチェット指揮の男声合唱団レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルクの演奏による本アルバムは、ルネサンスから現代音楽まで、バイエルン地方の男声合唱作品を集めた一枚。アルバムタイトルの「白と青」はバイエルン州の色らしい。合唱団名の由…
ザ・シックスティーンのパレストリーナシリーズの第五弾を聴いた。他にもたくさんアルバムを出しているのに、このシリーズばかり聴いているからシックスティーンといえばパレストリーナというイメージが強くなりつつある。今回のテーマは「ペンテコステ(聖…
定期更新のブログといつも書いているのに更新日がだんだん曖昧になってきている。三日連続の更新となったが、明日はありません。なんならこっちメインでも良いかと思い始めている。今回のハイライトはスカート(澤部渡)。 新作(2024/8) 柴田聡子「Reebok …
ザ・シックスティーンのパレストリーナシリーズ4作目は、第2作に続いて「クリスマス」がテーマ。メインは、パレストリーナ自身の作曲した同名のモテットをベースにしたミサ「Missa O magnum mysterium」。その他、いつも通り「ソロモンの雅歌」からの抜粋や…
備忘録としてポップス曲を記しているブログ。基本的にはいつも通りのトーンですが、今回はラストに「掛橋沙耶香 卒業セレモニー」の感想も少しだけまじめに書きました。めちゃくちゃ余談ですが、表設定として「プライベート・スーパースター」との、そして裏…
最近聴いたポップス曲の備忘録。今回はひたすら過去作(準新作・旧作)を聴いていった記録。何かに触発されてもはや感想ではない雑文ばかりを書き殴ってしまった。 浦上想起『音楽と密談』 浦上想起「星を見る人」他 君島大空『映帶する煙』 君島大空「花降…
古楽アンサンブルグループ・グランドラヴォアのジョスカン。ティールマン・スザートがジョスカンの死後に刊行したジョスカン・デ・プレのシャンソン作品集(偽作を含む)を収めた一枚。ビョルン・シュメルツァー指揮。副題には「悲しみの歌、嘆きの歌、死の…
ルネサンス音楽のアルバムを何度も取り上げている割に、何気にタリス・スコラーズのアルバムの感想を書くのは初めて。今回のお目当てはブリュメルの『見よ、大地が大きく揺れ動き(地震ミサ)』。サブスクで検索をかけても1992年のタリス・スコラーズと1990…
スペインの合唱団エル・レオン・デ・オロによるルネサンス作品集。メインは初全曲録音らしいジョルジュ・ド・ラ・エル作曲のミサ『万物の連なりを超えて』。同名のジョスカンのモテットをベースに作曲された7(〜8)声の作品である。さらにピエール・ド・マ…
久石譲という作曲家はスタジオジブリや北野武監督の映画作品の音楽というイメージが強く、専門とするミニマル・ミュージックの作品はほとんど聴いたことがないし、近年指揮者としてベートーヴェンやブラームスを録音したことは何となく知っていたがそれを聴…
お盆は溜め込んでいたドラマを観るつもりだったけれど、気づけば音楽を聴く時間ばかり長くなっていた。昨日に続いての連続更新。個人的なハイライトは「プライベート・スーパースター」&「産毛」。 新作(2024/8) 工藤祐次郎「ポメラニアン」 ゆっきゅん &…
オーウェン・リースが指揮を務めるイギリスの古楽アンサンブル・コントラプンクトゥスによる、17世紀から18世紀初頭までのイタリアのモテット作品を集めた一枚。アルバムのアートワークに作曲家名が列挙されているが、モンテヴェルディ(4曲)、レグレンツィ…
最近聴いたポップス曲などの備忘録ブログ。お盆休みを活かして色々と聴きあさったので、今週は土日両日更新。今回のハイライトは松木美定&市川空です。 新作(2024/8) 市川空「われわれのしま」 松木美定 「牙の輝き」 「Moon」 リーガルリリー 「天きりん」 「ム…
2023年のウィーン・フィル「シェーンブルン夏の夜のコンサート」のライブ録音。指揮はヤニック・ネゼ=セガン。メゾ・ソプラノの独唱にラトビア出身のエリーナ・ガランチャが参加。 この年のテーマは「フランス音楽の粋」。色々と物議を醸した今年のパリ五輪…
久しぶりのラフマニノフ。エストニア・フィルハーモニー室内合唱団(カスパルス・プトニンシュ指揮)の演奏で、『聖ヨハネス・クリソストムスの典礼』を聴いた。抜粋での録音(第15曲が抜けている & おそらく各曲もカットあり)。通しでしっかり聴いたことは…
シューベルトの名曲に対して新たなアレンジを施して、新解釈を見せた意欲作。チェリストのジョセフィン・ナイトを中心に、男声アンサンブルのジェズアルド・シックス(M1, M9)、ピアニストのサイモン・クロフォード=フィリップス(M2-8)、ホルンのティモ…
最近聴いたポップス曲の備忘録。今回はグソクムズ&「僕青」を初めて聴いたのと、久々にサカナクションを聴いたのがハイライト。その他、トクマルシューゴは1stアルバムまでたどり着きました。 新作(2024/8) 青葉市子「Lullaby」 グソクムズ「あるサンセッ…
ショパンやシューマンと同年代のイギリスの作曲家&オルガニストであるサミュエル・セバスチャン・ウェズリーの宗教音楽を集めた一枚。聖墳墓教会のプロ歌手から構成される合唱団をトビー・ウォードが指揮。 全体的な印象としては良い意味でも悪い意味でも渋…
ヨハネス・オケゲムはフランドル楽派初期に活躍した作曲家で、ジョスカンやオブレヒトのさらに前の世代である。Wikipediaを読んでみると、残っている作品は決して多くないが、その作曲の才は確かなものであり、ブルゴーニュ楽派とジョスカンらの橋渡し的な役…
ウィーン・フィルがApple Musicに限定配信しているシリーズの中から、今回は7月に配信開始されたリッカルド・ムーティ指揮の一枚を。モーツァルト『交響曲第35番』、ヒンデミット『弦楽と金管のための協奏音楽』、メンデルスゾーン『交響曲第5番』を収録。全…
後期ルネサンス・フランドル楽派の著名な作曲家の一人、オルランド・ディ・ラッソ(オルランドゥス・ラッスス)による教会音楽の中から聖母マリアの讃歌であるマニフィカト(Magnificat)を集めた一枚。2枚組2時間半というかなりのボリューム。フィリップ・…
最近のバラエティ番組から印象的だったものをピックアップ。定期的に振り返っておかないと月末がしんどいと分かったので、定期的に書くことにしました。なお、公開時点で配信中のものはTVerリンクも貼っています(自己肯定感の最下層なりの礼儀) 夜明けのラ…