2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今月も月末に駆け込むように音楽を聴いているのだが、10/30リリースの分は来月じっくり聴き込もうと思う。今回は個人的に新顔多め。 Blurred City Lights『天使のいない街で』 Dos Monos『Dos Atomos』 jak『jak』 Le Makeup『予感』 17歳とベルリンの壁『Di…
2024年の下半期はアルバム(EP含む)単位で音楽をたくさん聴きたいなと思って最新リリース作にも広く手を出しながらアルバム単位で聴くことを心掛けてきた。確認したところ、2024年のリリースに絞っても聴いた作品数が100作を超えたらしい(ということは、20…
カリタス室内合唱団の2024年リリースの新譜は、ジェイムズ・マクミラン(スコットランド)、ヘンリク・ダールグレン(スウェーデン)、フィリップ・クック(イギリス)、アンドリュー・スミス(イギリス、ノルウェー)という四人の現代作曲家の作品集。マク…
新譜を聴くつもりだったのだが、なんとなく少し前の作品を色々と聴いた。Mei Semones良かった。 Glans『slow tree』 Highvvater『my band』 Mei Semones『Kabutomushi』 Mei Semones「Dangomushi」 奇妙礼太郎「朝までのブルース」 ひとひら『Seasons of Som…
月末にかけて新譜を中心に色々と聴いている。時間は限られているが、どうしても繰り返し聴きたい音楽もあるし、新しい出会いをゆっくり味わいたくもなったりする。今はいつ飽きるかなというのだけが気がかりだ。 kiss the gambler『Relax!』 SPECIAL OTHERS …
新譜がひたすら良かった。柴田聡子、ずとまよ、ゆうらん船、Beachside talks、FLiNR、そしてPAS TASTA。10月はそこまで新譜を聴いてないなぁと思っていたが、ここに来てという感じ。 柴田聡子『My Favorite Things』 ずっと真夜中でいいのに。『虚仮の一念海…
最近はまともに身体が起こせない日が多い。季節の変わり目だからか、はたまたそろそろ限界なのか。 cat meows『生活』 既踏峰「ひなた」 柴田聡子「たつまなつ」/「たつこたつ」 ペペッターズ「有酸素 (2024 Reworked)」 goethe「Make a Move」 その感激と…
「僕がいちばん好きな時刻は夜明け前の数時間だ」と征爾さんは言っていた。「みんなが寝静まっているときに、一人で譜面を読み込むんだ。集中して、他のどんなことにも気を逸らせることなく、ずっと深いところまで」 村上春樹「僕の夜明け前の同僚ーー小澤征…
いよいよ肌寒くなってきた。最近は新しい音楽を聴いてもいいなとしか思わなくなってきているような気がしないでもないものの、downt、冬にわかれて、Beachside talksと新しく聴いたミュージシャンは間違いなく良かった。 downt『Underlight & Aftertime』 HO…
実力派の古楽アンサンブル・グランドラヴォアは今年の上半期にブリュメルの『地震ミサ』のライブ録音をリリースしているが、嬉しいことに今年はもう一作リリースが。今回のアルバムのタイトルは『無より』という意味で、「無からの創造」という神学的概念に…
つい先日の気になっていたニューリリースがシングルばかりだったので、とりあえず後回しにしたものも多くなってしまっている。来週が割とリリースラッシュなんだよなぁ… ぼちぼち新しいアーティストを聴くキャパシティがなくなってきた。 ANORAK!『Self-actu…
ブルックナーの合唱用のモテットをオーストリアの作曲家トーマス・ドスが吹奏楽編曲したものがあるらしい。トーマス・ドスといえば『シダス』くらいは知ってるなぁと思って調べてみると、ブレーンから輸入譜が販売されていた。 今回聴いたオーストリアの軍隊…
最近は軒並みポップス作品ばかり聴いていたので、久しぶりに合唱のアルバムを聴く。ストリーミング(Apple Music Classical)で聴いているので時間さえあれば際限なく聴けてしまうのだが、そのような選択肢の過剰さが何を聴くかを選べなくさせてしまうような…
新譜をチェックしつつ、ここ最近はBialystocksを聴いているのだが、あまりにも良すぎて、今月は家主とBialystocksの二本柱かなとなりつつあるところ。新譜の中ではにしなが良かった。 envy『Eunoia』 にしな「ねこぜ」 僕が見たかった青空「好きすぎてUp and…
*推敲なし。ネタバレあり。 *公開直前に急遽、麻酔ダイイングメッセージに対する学会声明へのコメントを追記。 *ブログ内の画像はOricon Newsより。問題があれば削除します。 <A面> 『水曜日のダウンタウン』『大脱出』シリーズなどを手がけるTBSの藤井…
今回分は新譜どころかはじめて聴くミュージシャンが多め。とりわけ良い出会いだなと思ったのは、喃語、The fin.、betcover!! あたり。感想もできるだけ手短に書きつつ、継続を大切に。 棕櫚『Town Pages』 喃語『すけしふしぐ』 毛布にくるまって『浮力』 Xa…
毎日更新をやめることにした。クラシックを聴く量がだいぶ減ったこともあるし、体調的に良い方向なのか悪い方向なのかは判断が難しいのだが、少なくともブログを書くことに飽きてきてストックが溜まらなくなってきた。日記というか生存記録も兼ねているので…
無駄に時間があるから新譜チェックを細かくやっているわけだけど、これができるのもいつまでになることやら。最近は季節の変わり目だからかずっと不調だが、いつかのようにほとんど何も見たり聞いたりできないほどの重症ではないだけマシ。ハイライトは、Meg…
サンサーラ(合唱団)とユナイテッド・ストリングス・オブ・ヨーロッパ(弦楽アンサンブル)がタッグを組み、合唱と弦楽によって安らぎの現代音楽を辿る一枚。メインはC.ショウ作曲の合唱・弦楽作品『To the Hands』と、H.フーリー作曲の弦楽作品「The Journ…
最近は広く聴くことよりも好きなミュージシャンを深く聴いていくことに重きを置いている。今は家主(& 田中ヤコブ)、Bialystocks、ローラズあたりを掘りたいなと思っているが、いろいろと聴き直しているのも楽しい。 市川空「Straying In Alpacas」 ヨルシ…
ピグマリオンがモツレクの録音をリリースするならこれを機にモツレクデビューしようと一ヶ月ほど前に決めて、今回人生初のモツレクを聴いた。ブラームス『ドイツ・レクイエム』など一部の例外を除いて大曲の合唱作品はあまり聴かないのだが、ピグマリオン×ラ…
眠気はあるのに眠り方がわからなくなってしまった夜に、とりあえず選んで聴いた音楽が耳から身体の真ん中あたりに届いて、眠れたわけじゃないけどなんとか心を落ち着けてくれた。これまでの人生、運良く健康に生きてこられたけど、ここ最近小さめでもちゃん…
ブルックナーのモテット4作とマルタンのミサを並べるのは意外と見かけない組み合わせではなかろうか。アルバムのタイトルも組み合わせて推察するに、ミサの合間にモテットを組み合わせることで、全体として「架空のミサ(messe imaginaire)」を構成している…
フランドル楽派の作曲家ヤーコプ・オブレヒトの『ミサ・スカラメッラ』およびモテット『父の母にして娘/神の聖なる御母よ』はいずれも不完全な状態で残されていた楽曲。今回のアルバムはその二作について、ファブリス・フィッチやフィリップ・ウェラーが再…
このブログをやり始めた一つの理由は脱Twitterだったのだが、気づけば新しい音楽の情報を得るためにTwitterを見る時間がまた増えている。それを変われなかったとみるのか、使い方だけでも変わったとみるのかは難しい。こういう前書きを入れることで、このブ…
最近はルネサンス音楽やバロック音楽を聴くようにはなったが、ルネサンス末期と初期バロックあたりの細かい区別がどうなっているのかは未だによく分かっていない。他の時代区分にも言えることかもしれないが、二つの時代を生きた作曲家はどうやって区分され…
2024年9月に地上波(TVer)、配信、YouTube等で視聴したバラエティ番組の中から印象的だったものを振り返るブログ。気づけば5回目。なんとなくタイトルも変えた。9月は「くだらない」お笑いをたくさん見て、それを楽しんだ一ヶ月だった気がしていて、振り返…
10月になった。月初めから「家主」にノックアウト。先月見た京都のライブハウス・磔磔を追ったドキュメンタリーの最後にチラッと出てきたのを思い出して、ちょっと聴いてみようと再生したが最後、もう家主を知らなかった頃には戻れなくなってしまった。その…
2024年9月に聴いた音楽の振り返り。過去一番くらいに邦楽を聴き続けた一ヶ月だった。ニューリリースだけで何枚のアルバムを聴いただろう。良くも悪くもという感じではあるが。マイベストを決めるのは野暮な気もしながら、とりあえずよく聴いた楽曲やインパク…
アラミレによるウィリアム・バードの作品集第一弾。第二弾(1589)は以前このブログでも取り上げているが、今回は1588年に出版された『詩篇、ソネット、悲しみと敬虔の歌曲集』を全曲録音した一枚。トマス・タリスとの出版楽譜(1575年。アラミレは2011年に…