2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
上半期が終わったタイミングで書いたブログの中で、下半期はアルバム単位で音楽を聴いてベストアルバムについて書けるようにするという目標を掲げたのだが、このブログを見れば分かるようにその目標はちゃんと達成できた。大したことでもないし、何よりそん…
このタイプの記事はこれが今年ラスト。合唱のマイベストも書こうと思っていたが、思ったよりも進まない感じになってしまったので、ブログを書き続けるということの難しさをここに来て感じている。 GeGeGe『また会おう』 大石晴子「沢山」 時速36km「One Fine…
世間的に特別な日でもなんでもない一日になることが増えた気がする。今日だってどれだけ世間にとって特別な一日だとしても私にとってはただの水曜日。それが生活の「充実していなさ」のバロメーターと言われたらそうなのかもしれないが、ピアノがデカすぎる…
クリスマスの合唱アルバムはやはりこの季節にしか聴けないものだなと思う。ルネサンス期の作品と現代合唱作品を並べるというプログラムが特徴的なORA Singersのクリスマスアルバムも、バードの「O magnum mysterium」からマクミランの同名の曲まで、過去と現…
今回は感想をつけていないものが多数ある。他のことを書けるようになってきたので、ここの比重を下げようという試み。調子は悪くもないがあまり良い方向でもない。もっと自制しないといけない。 賽『An Airship』 cephalo『Fluorite code』 fox capture plan…
今回はジョルディ・サヴァール指揮のモーツァルト『レクイエム』を。演奏はル・コンセール・デ・ナシオンとラ・カペラ・ナシオナル・デ・カタルーニャで、2022年の録音。 全体を通してとにかく快活な演奏。ある程度の激しさこそあれど、重たく苦しい感じはな…
もう年末であるという意識をあまり持たず、新譜チェックをしながら色々と今年聴いたアルバムを気の向くままに聞き返している。何を聴くかを迷うことが楽しい。 井戸健人「Into a cave」 清浦夏実「Snowdrop」 揺らぎ「Love You My Dear」 AIRCRAFT「光線」 M…
マイベストの記事を書いている頃は新しい曲をあまり聴いていなかったが、あらかた書き終わったのでまた新しい音楽など聴いている。一年が終わるということにあまり引っ張られすぎても自分の生活には良くなさそうだが、どうしても引っ張られてしまうんだよな…
第二次世界大戦後に活躍した二人のオランダの巨匠を讃えるトリビュートアルバム。一人はリコーダー奏者であり、後に18世紀オーケストラを創立して指揮者としても活躍したフランス・ブリュッヘン、もう一人は現代音楽の作曲家であり、戦後のアムステルダムで…
今週は見事に全てがダメだった。ほとんど寝たきり生活。身体が動かせない寝たきりのつらさには匹敵しないにしても、やはりしんどい。エネルギーが枯渇してしまったということなんだろうな。これもまた必要な過程であることは頭では分かっているのだが、必要…
今回聴いたアンサンブル・コレスポンダンス(セバスティアン・ドセ指揮)演奏の一枚は,アンドレ・カンプラの『レクイエム』をメインに据え,ノートルダム大聖堂の音楽監督などを務めた17世紀フランスの作曲家による宗教作品を集めたプログラム。私自身,比…
年間ベストの記事を書くために今年聴いてきた曲をあれこれ聴き返しているのだが、年という括りにするとどうしても「今年聴いた2023年以前のリリース曲」についてあまり振り返れないということに気づき、さてどうしようとなっている。 Twitterで最近ランキン…
バズるということが評価され、一過性のコンテンツが氾濫する世の中ではあるが、最近はバズった何かよりも長く受け継がれてきたものにロマンを感じることが増えた。それは流行りの「レトロ趣味」ということでもなくて、長く受け継がれてきたものには長く受け…
今年のグラモフォン賞を受賞した作品で、他の年間賞の候補リストでもたびたび名前を見かけているのが、ポール・マクリーシュとガブリエリ・コンソート&プレイヤーズによる、エルガー作曲のオラトリオ『ゲロンティアスの夢』。一時間半というボリュームを見…
クラシック音楽の著名な作品が生まれた背景について「深い悲しみの中で生まれた」のようなことが書かれていることがある。ドヴォルザークの『スターバト・マーテル』もそうで、幼い我が子を相次いで亡くした時期に作曲されたためそのようなことを言われてい…
最近は年間ベスト向けに今年のアルバムをいくつか聴き返していたけど、その合間でまだ聴いたことのなかった人たちをいくつか聴いた。まだまだ国内だけでも聴いたことのないミュージシャンだらけだなぁと思う。 彩『点集合』 ミクロ菩薩『空隙と混沌』 adieu…
ブラバント・アンサンブルとスティーブン・ライスによる新作は『修道士の生涯』と題し、「16世紀後半にベネディクト会またはアウグスティヌス会の修道院に入った青年の、修道院への入会、最初のミサの儀式から、修道院長への選出、最終的な死、そして天国に…
年間ベストの記事を書こうと思って、今年のアルバムを聞き返していると、それが楽しくて新しい作品になかなか手を出せないみたいなことが起きてしまう。もっと言えば、別の作業ができるようになった今、このブログを継続する意義がどんどん薄れている。とり…
ある種の暇つぶし、ある種の現実逃避、ある種の治療、ある種の生存記録のように始めたブログも半年続いたと考えると感慨深い。まだここかという気持ちもないことはないが、まだここにいられることを肯定的に捉えてもいる。年の終わりが近づくごとに何一つ成…
今年を振り返ったとき、ポップミュージックがほとんど聴けない状態から、再びポップミュージックをある程度は聴けるようになるまでの変化をこのブログはよく記録してきた。メタな立ち位置に立ってみると、人というのは不思議なくらいに変わるものだなと思う…
月間のマイベストも5回目。音楽の聴き方がなかなか定まらない1ヶ月で、それは私個人の日常が少しだけ変わったからという面もあるのだが、良い方向に転んだばかりではない。環境や状況は少しずつ変わっているが、12月もできれば変わらずに音楽を聴き続けられ…
学生時代、クラリネットをやっていた頃によく聴いたのは、ポール・メイエ、カール・ライスター、アレッサンドロ・カルボナーレ、そしてザビーネ・マイヤーあたりだった。まだサブスクもなかった当時、ヤマハに行って輸入CDを買ったりもしたな。今回聴いたの…
いよいよ師走。一年間のベストを決めたりする季節だが、まだ私はベスト候補になるかもしれないアルバムでも聴けていないものがたくさんある。年でくくることにどれほどの意味があるんだろうと思いつつ、それでも年末に総決算のブログを書くために今月はちゃ…