What Didn't Kill Us

生存記録。大したこと書いてないので。

最近聴いた音楽 / 24-08-23

定期更新のブログといつも書いているのに更新日がだんだん曖昧になってきている。三日連続の更新となったが、明日はありません。なんならこっちメインでも良いかと思い始めている。今回のハイライトはスカート(澤部渡)。

新作(2024/8)

柴田聡子「Reebok (tofubeats remix)」

アルバム『Your Favorite Things』収録曲のリミックス版。原曲もしっかりと味付けされているのでどうするのかなと思っていたけれどさすがの仕上がりだった。エレクトロニックなリミックスであり、色々な音が聞こえてくる分ごちゃつきそうだが、よく整理されていてちゃんとクリアに聞けるから、聞こえてくる音を一つ一つ楽しめる。そして「Reebok」こんなにいい曲だったかという気づきにもつながった。良かった。

Reebok (tofubeats remix)

Reebok (tofubeats remix)

  • 柴田聡子
  • R&B/ソウル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

スカート「地下鉄の揺れるリズムで」

在日ファンク・村上基がプロデュースしたビッグバンド編成の新曲。語彙力がなさすぎて申し訳なくなるくらい、スカート(澤部渡)は本当に素晴らしすぎる。ビッグバンド編成というのも惹かれるわけだが、やっぱりメロディやコード進行などの音楽の展開が圧倒的に「スカート節」で、もうあまりにも大好きすぎる。尚、EPが9月の頭に出るらしい…!

地下鉄の揺れるリズムで (feat. 村上基)

地下鉄の揺れるリズムで (feat. 村上基)

  • スカート
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

離婚伝説「まるで天使さ」

ジュエリー、ジュエリー、というかなり強烈に耳に残るフレーズ、一昔前のJ-POPがやってた(んじゃないかという)ことを令和版にアップデートしてるなぁみたいなことを思っている。あまりにも爽快なサマーチューンで、すでに何回も回している。

まるで天使さ

まるで天使さ

  • 離婚伝説
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Cornelius & Arto Lindsay「BAD ADVICE」

コーネリアス & アート・リンゼイ。ヴォーカルも素晴らしいし、楽曲もとんでもないカッコ良さで特に後半にかけての畳み掛けが凄まじい。かなりリリースが続いていたけれど、さすがにひと段落だろうか。

BAD ADVICE

BAD ADVICE

  • Cornelius & アート・リンゼイ
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

準新作・旧作

望月起市「Summer」

最初は美しいメロディーが良いなぁとか漠然と思っていると、歌詞の中に歌われることのない「状況描写」があり、途中からほとんど別の曲が始まる。後半はいやこれは… という内容。多分そういうことなんだろうと解釈したけれども、ちょっとすごかったな… 季節をタイトルにするのも分かる。すごかったな…【2024/7】

Summer

Summer

  • 望月起市
  • オルタナティブ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

碧海祐人『夜光雲』

最近はフルアルバムより「EP」の長さが好きだなとよく思っている。サブスクの時代にそんなこと考えてる人がどれだけいるのかって話なんだけど(私も少し前まではそういう聴き方をしていなかったわけで)。今回の『夜光雲』も16分という短さながらその短さを感じさせない濃さが良かった。

見事なまでに四者四様、ここには異なるカラーの音楽が4曲あるのだが、機械的に切り分けられるものでもなくそれぞれが複数の色を持っていて、ところどころ共通した色も感じられるように思う。なんてことを書いたはいいが、先にそういう旨の記されたインタビュー(note)を読んでしまったので、完全に引っ張られている解釈だ。とはいえ、音からさまざまな色が「見えてきた」感覚に嘘はない。起承転結というよりは花鳥風月。ちなみにこれまではあんまり思わなかったのだが、今回は聴きながらやたらとyonawoと似ているなと感じていた。【2020】

夜光雲 - EP

夜光雲 - EP

  • 碧海祐人
  • オルタナティブ
  • ¥917

碧海祐人『逃避行の窓』

ジャズ調であり、ヒップホップ調であることに加えてかなり和風な仕上がりなのが面白い。見事なまでに融和的。和洋折衷。何に和風を感じているのかとても説明しにくいのだが、まさにyonawoに惹かれたのと同じような理由で改めて惹かれている。こういう音楽はとりあえず歌詞を考えずに聴いちゃうので、歌詞には触れない。今回はセルフライナーノーツ(前編後編)があるのでざっと目を通したら、yonawoの名前もちゃんと挙がっていた。面白い話がたくさんあったのだが、「Comedy?」が映画『ジョーカー』と関係しているというのはなかなか印象的だった。たしかにdrifter感のある楽曲だとは思っていたが。【2020】

逃避行の窓

逃避行の窓

  • 碧海祐人
  • オルタナティブ
  • ¥1069

その他

長谷川白紙「外」

基本 FIRST TAKEはそんなに観ないのだが、今回はコラボを期待して聴いた。アルバム収録のものよりもかなり聴きやすくなっていたというか、アコースティックな趣になったからか合唱曲のような雰囲気が強まった感じ。『魔法学校』、ちょっと強烈すぎて自分にはなじまない部分があったので、このバージョンの方が好み。