備忘録のようにまとめている定期ブログ。今日までに米津アルバムの感想を… と思っていたが残念ながら間に合わず。楽しみは先に取っておくのも悪くないというしみったれた言い訳を書いて、とりあえず今朝までの分を放流。Aqua Timezの新曲が結構良かった。
新作(2024/8)
明日の叙景「コバルトの降る街で」
Twitterはときどき自分では出会えないタイプのすごい曲について知ることができるからありがたい。この手のジャンルをあまり愛好していないのに、めちゃくちゃいいじゃんとなってる。
乃木坂46『チートデイ』
未聴だった3曲を聴いた。君にditto、色んな意味でパチモン感。懐かない仔猫、曲はかなり好みと近かったが、歌詞が悪目立ちしている。Keep in touch、全てにおいてTK劣化版という印象。ギリギリ聴けるのは「あの光」のみか。売上やMV再生数もあまり良くないみたいだし、予想以上にグラグラに思われる。
Aqua Timez「ヒトシズク」
Aqua Timezをそんなに追っていない自分のような人間にもこれぞAqua Timezだ…!と感じさせるような説得力がある。青臭いことを歌ってても深く惹きつけてくる温かさがある。人が人を抱きしめる瞬間には相手との距離が近すぎて相手のことが見えなくなる、その瞬間をこう切り取るのかぁとなんか驚いてる部分もある。
簡単に出来た事の中じゃない
何度やったってできなかった
その中に
幾つもの悔しさと飲み込んだ言葉がある
夢は甘くて 少しほろ苦いから
Aqua Timez「ヒトシズク」
MOROHA「燦美歌」
ドラマ『錦糸町パラダイス』を少しずつ見ているのだが、この主題歌がなかなか強烈に響いている。人は瞳から瞳へと旅をする、って絶妙にいいラインだなぁ。
準新作・旧作
mei ehara『Ampersands』
この優しさに癒されたくなる夜がある。「&」という記号を意味するタイトルからも分かるように、人間同士のつながりを意識した楽曲が並んでいる。インタビュー(カクバリズム公式)がなかなか面白かった。
人との関係に悩んで傷ついたことも傷つけたこともあって後悔も多い。けど、その人達と過ごした時間はどう頑張っても絶対に忘れられませんし、一生どこかの節目節目で思い出すと思うんです。良かったことも悪かったことも。
楽曲的にはベースの動きが好みでいいなぁと思いながら聴いた。軽やかさのある「昼間から夜」のような楽曲も良いし、静かにゆったりと沁み入るような「優しく」のような楽曲も良い。「ギャンブル」はダブルリード(ファゴットやオーボエ)が印象的だったのとそのジャジーさがとても良い。【2020】
君島大空『午後の反射光』
何から何まで凄まじい。これはどうしよう。君島大空がすごいことなんてもう頭では分かっていたけど、そういう頭でっかちな部分をすべて乗り越えて深く沁み入る。音響的な魅力がまず先に来るので、歌詞はあんまり聴けていないのだが、ふとしたときに聴こえてくる言葉がまた突き刺さってくる。全曲素晴らしかったのだがとりあえず「遠景のコントラルト」は無限に聴けそう。ちょっと良すぎたな。
インタビューを読みながら、人は分かり合えないという話をしていて、坂元裕二じゃないかみたいなことを相変わらず書いてしまいたくなる。あえてそれ以外の角度から書くと、光と音ってどちらも波だし、人間の感覚器官に到達してからは同じような形に姿を変えて脳に到達するし、光を音で表現しようとすることや、音楽を映像的に聴かせたいというようなコメントは自然なことなのかもしれない。
その他
諭吉佳作/men「愛の星」
はじめて聴くアーティストだったが、映像も音楽も先鋭的で見応え・聞き応えのある内容だった。ノイジーで重々しさのあるトラックだが、それでも歌唱がライトなので重苦しくなりすぎないのがちょうど良いなぁと。
諭吉佳作/men「限界の海」
愛の星とまったく違うタイプの楽曲。楽曲にはかなりのポップさがあるだけでなく「限界の海」というワードをポリリズム的に組み込んでいく楽曲構造のおかげで音がかなり耳に残る。映像もちゃんと物語?を把握しきれているわけではないが、白い空間で白いキャンバスが回転する中で展開していくのがなんか面白いなと。これを真っ当に評価できるような語彙力がない。