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Clive Osgood: Three Shakespeare Songs / Sofia Vokalensemble

アルバムを取り上げることが多い本ブログだが今回はシングル。イギリスの作曲家クライヴ・オスグッドによる「3つのシェイクスピア歌曲」を収めた一枚で、ソフィア・ヴォーカルアンサンブル(ベンクト・オレーン指揮)の演奏。

Clive Osgood: Three Shakespeare Songs - Single

Clive Osgood: Three Shakespeare Songs - Single

  • Sofia Vokalensemble & Bengt Ollen
  • クラシック
  • ¥612

いずれもシェイクスピアの喜劇「お気に召すまま」からのテキストを用いている。Blow, blow, thou winter wind(第2幕第7場)はクラスター的な和音など現代曲的な響きが特徴的で、「sing heigh-ho」や「this life is most jolly」といった言葉が複雑にリフレインされる。続く2曲目の Under the greenwood tree(第2幕第5場)は柔らかく温かみのあるゆったりとした作品で美しい和声が印象的。最終曲の It was a lover and his lass(第5幕)はスウィングのリズムを使った明るくジャジーな作品。

ソフィア・ヴォーカルアンサンブルの演奏も丁寧で良かったし、短いながらも充実した一枚。


Clive Osgood: Three Shakespeare Songs
Sofia Vokalensemble, Bengt Ollen
2024 (Convivium: CVI092)
Links: Presto, Naxos, 作曲者解説
★★★☆☆(2024/6/24)